皆さんヘックス迷彩をご存じでしょうか?へックス迷彩とは、六角形(ヘキサゴン)を並べたパターンで構成される迷彩模様です。このパターンは、実際の軍用兵器や軍服に採用された歴史的な迷彩ではなく、主にデザイン性を重視して作られたものらしいです。
サイバー感や近未来的な雰囲気が得られるのでいつものプラモデルとはまた違った雰囲気が出せるのが特徴です。

迷彩とは名ばかりのかっこよければそれでいいじゃんの精神ですね。リアルを目指す方にはあまり向いていないのかもしれません。
ヘックス迷彩(六角形パターン)の塗装は、主に「デカール貼付け」と「マスキング塗装」の2つの方法がありますが、今回は塗装での仕上げ方を解説していきます。
ヘックス迷彩塗装方法
では実際に塗装を行ってみましょう
今回ヘックス塗装を行うのはHG軍警ザクです。


ジークアクスは何となくサイバーな雰囲気があるので似合うのではないかと思い抜擢されました
脛、太もも、肩にヘックス迷彩を施していきます。
まずは配色を考え下地色を全体に塗装します。今回は濃いめの青をベースに水色の6角形を入れていくことにします。


下地色を塗装していきます。
注意点ですが下地は6角形で塗装したい色(今回は水色)で塗装をします。メインの青色を先に塗らないように注意です。
また、今回のようにヘックス塗装をするのは数パーツですが下地の色によって上塗りの色味が変わる恐れがあるのでヘックス塗装しないパーツもするパーツと同様の下地を塗装します。

こちらが下地塗装後の脛パーツです。こちらにマスキングを施していきます。
使用するのはハイキューパーツさんのヘックス迷彩用マスキングシール 3枚入 プラモデル用マスキングシール HEX-MSK2です。

6角形の並びや角度に注意し違和感が出ないようにように貼り付けていきます。

広範囲をマスキングする場合はこのように辺と辺を合わせてマスキングを広げます。

このとき合わせた辺は隙間が空いているのでマスキングテープでふさいで上塗り塗料を防いでいきます。
マスキングがしっかりできたら上塗り塗料の濃い青を塗っていきます。

上塗り塗装後です。

下地塗装を全パーツで行ったのでちゃんと色が統一されています。
しっかり乾燥したら、ついにおまちかね・・・マスキングを剥がします。

ヘックス迷彩できました!!

曲線部分のマスキングが甘くてにじんでしまっていますね。皆さんはしっかりと貼ってくださいね。
まとめ

色の組み合わせで印象がまた変わりますし、艶あり・艶消しをヘックス迷彩で塗り分けするのもおしゃれです。
ヘックス迷彩は手間がかかりますが、完成した時のインパクトは抜群です。今回は塗装での表現方法をご紹介しましたが、デカールも販売されているため色の組み合わせを考えるのが面倒、もっと細かい迷彩を入れたいときはそちらも検討していただければと思います。
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