【徹底検証】タミヤセメント3種の強度の違いは?【セメント/流し込み/リモネン】

検証

こちらの記事ではプラモデルに使用する接着剤の接着後の強度を比較検証していきます。

導入

ぽん
ぽん

どうもこんにちは!ぽんです!!

皆さんはプラモ作りに使用する接着剤は何をお使いでしょうか?

私はタミヤさんの接着剤をよく使っています。

タミヤさんのセメントはざっくり分けて3種類ありますが、この3種類に強度の違いはあるのか?と思ったことはありませんか?

ぽん
ぽん

できるなら強度が高いもの使いたいな・・・

と思うのが人の性。

そこで今回はこの3種類のタミヤセメントを実際に使って接着強度を比較検証してみました。

使用した接着剤

①タミヤセメント

俗に言う白蓋と呼ばれるもっとも一般的な接着剤です。

②流し込み接着剤

こちらは緑蓋です。隙間に流し込むためタミヤセメントより粘度が低く、速乾性です。

③リモネンセメント

オレンジの香りで接着剤特有のあの匂いがしないタイプです。

ぽん
ぽん

リモネンセメントの存在をつい最近知りました。

この3種類の接着剤ですが使い分けとしては下記記事でご紹介しています。

それぞれメリットデメリットはありますが、強度に差はあるのか?客観的に確かめていきます。

強度の検証(テストピース作成)

今回テストするにあたりテストピースを作っていきます。

いらないランナーを用意します。

ぽん
ぽん

LOブースターのあまりパーツのランナー(3mm)で検証します。

同じ長さに切り出します。

中心を片刃ニッパーでカットしそれぞれの接着剤で接着します。

ぽん
ぽん

間違えないようにきっちり識別できるようにしておきます。

セ:タミヤセメント

流:流し込み接着剤

リ:リモネンセメント

です。

今回は速乾性は度外視した検証ですのでたっぷり3日間乾燥させました。

強度の検証(耐久試験)

乾燥したテストピースに垂直方向から荷重をかけて折れるまでの重さを測定しました。

今回はあくまで折れたときの荷重=接着強度としました。

ぽん
ぽん

引張り方向やねじれの強度ではありませんので注意!!

ぽん
ぽん

荷重かけ器〜!!!

1Lペットボトルに紐をつけました。

ペットボトルの水の量を調整することで重さを変えられるのでこれで徐々に水を足して負荷を増やしていきます。

この紐にテストピースの一端を引っ掛けてペットボトルを持ち上げてへし折れる重さを見ていきましょう。

ぽん
ぽん

10秒持ち上げたまま静止しています。

まずは500gから!!

結構重いですが3種類とも全くびくともしていませんでした。

ぽん
ぽん

このくらいの強度があれば接着剤としてはもう十分ではないかと思いました。

ですがせっかく検証するのでへし折れるまでやっていきます!!

続いて+250gの750gに挑戦です。

流し込み接着剤がここで脱落です。

8秒ほどの時点でへし折れてしまいました。

あとの2種類もかなりのダメージを追ったようで特にリモネンの方は断面がかなり白くなっており折れる寸前といった感じです。

続いて+50gの800gです!!

リモネンがここで脱落です。

持ち上げることができないままポキっと折れてしまいました。

セメントはまだ頑張っていますがこちらもダメージがかなり蓄積されていて白くなってきています。

さらに+50gの850gではどうでしょうか?

セメント選手もここで力尽きました。

検証結果

結果としては

セメント:850g

流し込み:750g

リモネン:800g

となりました。

100gの差ですが実用上は無視できる範囲であると思いますので結果としては「強度の差はない」となります。

今回の検証では流し込み接着剤が一歩劣る結果となりましたが、流し込み接着剤は片手でパーツを抑えながらパーツの隙間に流し込んだため、きれいに接着することができなかったのです。

ぽん
ぽん

よく見ると流し込み接着剤のテストピースは少し曲がって接着されているのが分かると思います。

ということでこのような検証方法では流し込み接着剤が不利であったと考えられますね。

今回のテストは簡易的でテストピースも1つずつしかありませんでしたのでブレのある結果でしたが、それでもプラモデル作成に難が出るほどの接着力の差は認められませんでしたので、より正確な検証をしても同じような結果になったと思います。

まとめ

3種類のタミヤの接着剤の強度を検証していきましたが、この3種の接着剤はプラ材を溶かして接着するという性質上きちんと接着、乾燥させれば接着強度は変わらないという結果でした。

ぽん
ぽん

よく考えれば接着強度が変わらないのは当たり前ですが検証してみて改めて納得できました。

こちらの3種を使い分ける場合は強度を気にすることなく、使いやすさで使い分けるのをおすすめします。

当ブログでは他にもプラモ製作時に感じた疑問など、検証していきますのでぜひほか記事も御覧ください。

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