ガンプラ製作で避けて通れない「ヤスリがけ」。

かなり手間がかかる割に地味な作業ですよね…私はすごく苦手です
しかも仕上げが粗いと、塗装した際にヤスリ傷が浮いて見えてしまうことがあります。
サーフェイサーには傷をある程度埋める効果があると言われていますが実際どのくらいの傷まできえるのでしょうか? かなり深い傷でも消すことができるのならばとてもありがたいですよね!!
完璧に把握していれば無駄なやすりがけを省略し、時短することができます! これは検証の価値あり!
今回の検証ではガイアノーツのサーフェイサー3種類でのヤスリ傷の埋め具合を確認しました。
検証方法
検証方法としてまず#400#600#800#1000の4種類のヤスリでプラ板に傷をつけていきます。比較がわかりやすいように一つのプラ板を区分けしてそれぞれの番手でやすります。
その後サーフェイサーをエアブラシで塗装、傷の残り具合を確認。
更に上から光沢ブラックとクリアーを塗装し傷の具合を確認していきます。

おそらく光沢黒が一番はっきり傷が見えるかと思い選定しました。メタリックやクリアカラーなどではまた違った結果が出るかもしれませんね
それでは実践で検証していきましょう!!
実践

今回使用したのはスポンジヤスリの神ヤスです。

プラ板に元々あったツヤ感が削れていますね。全て縦方向にやすっています。
この時点では見た目にさほど差はありませんが手で触ると明らかに番手の低いヤスリはザラザラしています。
この上からサーフェイサーをかけていきます。
使用したサーフェイサーはガイアノーツのサーフェイサーエヴォシリーズのブラック、グレー、ホワイトの3種類です。


皆さんよく使うサフではないでしょうか。グレーは持っていなかったのでこの検証のために用意しました!
他にも何種類かガイアノーツさんのサフはありますが使用頻度としてはこの3種がダントツでしょう。
やすりがけしたプラ板にサフをかけた後がこちら



わかりにくいですがなぜか黒サフは#600の傷が目立っています。グレートとホワイトは#600と#800に大きな差は見られません。

黒とその他で違うというのか・・・とりあえず先を進めていきましょう
この上から光沢ブラックと光沢クリアーを吹いていきましょう。 こちらがエヴォブラックの結果です。

やはり写真で写すのが難しく、わかりにくくて申し訳ありません。 #400の傷はしっかり残ってしまっています。 #600でもそこそこ傷がわかります。 #800になると傷はわかりません。もちろん#1000も同様に傷は埋まっています。
続いてエヴォ(グレー)とエヴォホワイトを一気に見ていきましょう!


上がグレー、下がホワイトです。
#400はエヴォブラックと同様傷が目立ちますがこちらの2種類では#600での傷はほとんどわかりません!
艶消しなら#600で十分でしょう。
#800までいくと傷は確認できません。
同じ会社のサフなら隠蔽力は同じと思っていましたが黒とそれ以外で違った結果となりました 。
まとめ
・#400→傷は埋まらない
・#600→サフの種類によってはほぼ埋まっている。つや消し塗装するなら妥協しても良さそう。
・#800→傷は埋まる。無難にここまでかけるのがおすすめ。
・#1000以降→自己満足の世界。サフレスで究極の光沢を目指さない限りは必要ないと思われる。
といった所見となりました。

個人的には#1000のヤスリをしてサフレス塗装するより#800で終えてサーフェイサーをかけるのが1番楽で早いのではないかと思いますので今後そうしていきたいと思いました。
この結果を元に、楽して綺麗な仕上がりの塗装をしてみましょう!
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