ガンプラが「なんか物足りない」と感じたら…まずは墨入れから始めよう!
ガンプラを初めて作って完成させたとき、「あれ?作例みたいにカッコよくならない…」と感じたことはありませんか?
実はその原因、多くの場合は“ディテールのメリハリ不足”です。
プロのモデラーは、素組みのガンプラに対して何十もの工程を加えることで、圧倒的な完成度に仕上げています。でも、初心者がいきなり全てを真似しようとすると、時間もお金も足りないし、正直ハードルが高いですよね。

私は面倒くさがりなので省いている工程もたくさんあります。
そこでおすすめなのが、「墨入れ」です!
墨入れとは?初心者でも簡単にできるディテールアップ術
墨入れとは、パーツのモールド(溝や線)に黒やグレーの色を流し込むことで、ディテールを強調するテクニックです。
ガンプラの造形美を引き立てるための基本中の基本であり、最も手軽に効果を実感できる工程でもあります。
しかも必要なのは、墨入れ用のペン1本だけ!
道具が少なく費用も安いので、初心者には最適なステップアップ術です。
【初心者向け】おすすめの墨入れペン
まずは、使いやすくて失敗しにくい定番アイテムから始めましょう。
■ ガンダムマーカー 墨入れ用(スミ入れペン)

- 太さ:極細
- 色:ブラック / グレー / ブラウン
- 種類:通常タイプ / 流し込みタイプ
このペンはガンプラ専用に設計されており、誰でも簡単にディテールを強調できます。
流し込みタイプは、モールドにインクを乗せるだけで毛細管現象によってスッと色が流れ込むので、細かい作業が苦手な方にもおすすめです。
実践!墨入れの手順とビフォーアフター
今回はジャンクパーツのRGフリーダムガンダムの脚部パーツを使って、墨入れの効果を確認してみましょう。

1. ペンでモールドをなぞるだけ
掘ってあるスジボリに沿って、ガンダムマーカーで線をなぞっていきます。

少々はみ出しても問題ありません。
2. はみ出したら指で軽くこする

ペンが水性なので、指や綿棒でこするだけで簡単に修正できます。
ティッシュや綿棒に少し水をつけて拭くのもOK!

3. 墨入れ前後の比較

- 墨入れ前:なんとなくのっぺりして見える
- 墨入れ後:線が強調され、情報量が一気に増える!
カラーバリエーションの活用
- ブラック:力強く印象的な仕上がりに
- グレー:ナチュラルで控えめな仕上がり(白系の機体に最適)
墨入れで注意したいポイント
■ エナメル系墨入れ液の使用には注意!
「タミヤ パネルラインアクセントカラー」は非常に人気のある流し込み墨入れ液ですが、エナメル塗料のため、素組みのプラパーツを割ってしまう危険があります。
塗装やトップコートをしていないパーツには使わないようにしましょう。
■ 墨入れ後はトップコートに注意
ガンダムマーカーは水性のため、トップコートでにじむことがあります。
しっかり乾燥させたうえで、保護する場合はトップコートを「軽く吹く」ようにすると安心です。
まとめ:まずは「墨入れ」でかっこいいガンプラを作ろう!
ガンプラをかっこよく見せるための第一歩として、墨入れは最も効果的で簡単なテクニックです。
たったペン1本で、完成度が劇的にアップします。
必要な道具はガンダムマーカーだけ
モールドをなぞるだけでOK
墨入れ前後で仕上がりに大きな差が出る!
これからガンプラをもっと楽しみたいという初心者の方は、ぜひ「墨入れ」から始めてみてください!
よくある質問(FAQ)
Q. 墨入れって全部の線に入れた方がいい?
A. 全体に入れる必要はありません。特に目立たせたい部分だけでも十分効果があります。
Q. 墨入れがにじんだときの対処法は?
A. 指や綿棒で軽くこすれば落ちます。落ちにくい場合は、少量のアルコールを使いましょう
コメント